- 木の種類がいろいろあるが、何が違いますか?
- 木の種類は、木曽桧(きそひのき)、高野槙(こうやまき)、椹(さわら)、桧葉(青森ひば)、の4種類を扱っております。香り、木目、肌触り等いろいろな違いがありますが、やはり香りの違いが一番大きいと思います。
- 木の種類によって耐朽年数は違うのですか?また、何年位使用できますか?
- 4種類共、その他の針葉樹と比較して、非常に腐りにくい樹種です。桶屋業界では腐朽に関して高野槙が一番強いと言われていますが、極端な差はありません。
木の腐朽は、設置方法や、浴室の環境により大きく違います。3年位で腐ってしまったケースもありますし、30年も使用したお客様もいらっしゃいます。
- ゆとりとやすらぎは何が違うのですか?
- ゆとり、やすらぎは、材料に節があるか無いかの違いです。木風呂の形や、背もたれ傾斜、蓋の形には関係ありません。桧葉(青森ひば)には、やすらぎ(節有)はありません。
- 節が抜け落ちたり、水漏れしませんか?
- 抜けそうな節は補修し、抜けないようにしてあります。木材の特性上、乾燥によって節は必ず割れます。工場出荷時には割れ部分を補修し水漏れが無いようにしてあります。しかし、長期間ご使用されなかったり、過乾燥状態になると新たな割れが生じてしまいますのでご注意ください。この場合木風呂に水を張って様子を見ていただき、それでも漏れるようであればシリコンコーキングの透明色を割れ部分にすり込んでください。
- 蓋の形のバラ形とサン形とは何ですか?
- バラ形は、約20cmの板を何枚か並べる蓋です。サン形は約50cmの板を何枚か並べる蓋です。この場合幅が広いので補強のため、サンが付きます。
- 規格外のサイズでも作れますか?また、規格外は別料金になりますか?
- 規格外でもお作りします。木風呂は一台一台手作りの為、寸法が変わってもさほど割高にはなりません。特殊な形状の場合は別途お見積もりを致しますので、お問い合わせください。
- 水抜き用の栓はついていますか?また、どこについていますか?
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木風呂専用の栓がついています。木風呂には正面(洗い場側の面)があります。通常邪魔にならない左右、どちらかの手前コーナー(内面から70mmがセンター)に取り付けるのが一般的です。やすらぎタイプはできるだけご発注時に取り付け位置を指示してください。節があるので位置がずれる場合があります。
- 入り口が狭いため、搬入できないのですが・・・
- 浴室内で組み立てます。ただし、その場合別途費用が発生いたしますので、一度お問い合わせください。
- 業務用の大きな木風呂は作れますか?
- 作れます。サイズをご指定いただけましたらお見積もりさせていただきます。
- 別荘で使用する場合の管理はどうなりますか?
- 長期間使用しない場合は、乾燥により割れる場合があります。適度な湿気を与える為、水を抜いた状態で、ポリバケツに水を入れ、蓋をして保管して下さい。直射日光は避けてください。
- 木風呂はどのように設置すればいいですか?
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一般的な木風呂設置図を参考にしてください。
- 木風呂の手入れ方法は?
- 毎日排水し、柔らかいスポンジで水洗いして下さい。この時、研磨剤を含んだ洗剤や、強酸、強アルカリ性の洗剤は使用しないで下さい。カビの発生防止の為、日常使用している木風呂はできるだけ乾かしてください。
- 変色や、カビが発生した場合はどうすればよいですか?
- 発生させない事が一番大切なのですが、万一発生してしまった場合、早めに除去して下さい。先ずは洗浄を行い、それでも落ちない場合は細かいサンドペーパーで擦り落として下さい。根が深く入ってしまった場合は漂白剤を使用する事となります。市販されている漂白剤で大丈夫ですが、必ず木材用を使用し、使用方法、安全性は漂白剤販売店におたずねください。
- 保護剤は塗布してありますか?
- 木風呂の内側、外側に、撥水効果を上げる保護剤を3回塗布してあります。食品衛生適合品ですので安心してお使い頂けますが、アレルギー等ご心配な場合はご相談ください。
- なぜ木は腐るのですか?
- 通常の木材は、水分の供給が十分で、周りの温度が適当であれば必ず菌類(カビ、キノコ)が繁殖し木材の変質が起こります。ここで注意していただきたいことは、カビやキノコの菌は、初めから木材の中にあるわけでは無く、置かれた環境下の空気中に浮遊している菌が木材に付着して繁殖するという点です。変質を止める方法はカビが生きられない劇薬を木材に浸透させるか、水分が浸透しないように塗膜を作るかの方法しかありません。これではせっかくの木のお風呂が台無しになってしまいます。
菌の繁殖の好条件とは、木材の表面に有機物の汚れ(人間の手垢など)があり木材の含水率が20%以上、湿度80%以上と言われています。